メンヘラ彼女「他の異性とLINEしないで?」ぼく「分かった(大嘘)」

恋の教科書

優しい嘘はバレなきゃいい。

ぼくはそう思って生きていた。

今だってその考えは間違っていないと信じている。

そう、バレなきゃいいのである。

メンヘラな彼女に束縛されても、しっかりと束縛されたフリをすればいいのである。

しかし、ひょんなことから嘘がバレて大変なことになることだってある。

 

ぼくの体験談

 

ことのはじまり

ぼくの元カノはメンヘラだった。

お互いに限界が来て別れを決意したわけだが、付き合っていた当時は今では想像できないほどに心も体も振り回される毎日だった。

ある日、元カノがぼくにこう言うのだ。

「ねえ、別に強いるわけじゃないんだけど、できれば他の女の子とLINEするのやめてほしい。私もう他の男子全員ブロックしたから」

耳を疑った。

この子は一体何を言っているのだろうか。

彼氏の他の女子との連絡を断つ上に、他の男子をブロックしただと?

業務連絡とかはどうするつもりなのだろうか。

だがここは頷かないと嫌な顔をするんだろう。

「うん、わかった」

ぼくはそう言ってその場を収めた。

 

ことのおこり

元カノの部屋のベッドの上で、他愛もない会話をしていたときのことだった。

ふとぼくのスマホのバイブが鳴ったので、手に取った。

見てみると、元カノより前に付き合っていた子からのLINEだった。

しまった、と思った。

その真横で、元カノはそのスマホの画面をなんとも形容し難い目で見つめていた。

そして、泣き出した。

ぼくに弁解の余地も与えず、そっぽを向いて泣き出した。

ぼくはどうしたらいいのかわからなくなって、頭が真っ白になった。

涙腺さえ緩ければ、ぼくも泣き出して、ふたりして泣いているという訳の分からない状況になったかもしれない。

ただ、今は何を言っても届かないのだろう、ということだけはわかった。

沈黙が長いこと続き、元カノはようやく泣き止んだ。

とはいえ、これ以上の言い訳も意味がないだろうと思い、元カノより前に付き合ってた子のLINEをブロックして見せることでその場を収めた。

他の人と比べるとだいぶぬるいと思うが、これはぼくが体験した一番の修羅場だった。

 

どうすればよかったのか

 

一体どこが間違っていたのだろうか。

元カノにも非はあったと思うが、それ以上にぼくの対処の仕方が良くなかった。

 

断る

「分かった」と頷いて適当にその場を収めるのではなく、「LINEくらいいいじゃないか」なり「連絡を断つのは不便すぎて無理だ」なり言って断るべきだったのだろう。

貫き通せないのなら、嘘はついてはいけない。

それでも嫌と言われれば、さすがに別れを検討してもいい。

 

嘘を貫く

邪道だが、嘘も自分しか認識してなければ真実になり得る。

ぼくのLINEが制限されているという事実を知っているのはお互いだけだし、元カノがぼくが他の子とLINEをしていると知らなければ、本当のことを知っているのはぼくだけということになる。

他の子からの通知をオフにしたり、知られないよう徹底すればよかったのだ。

ぼくの中に罪悪感が芽生えるのは確かだが、こじれるよりはよっぽどいい。

 

最後に

 

どうだっただろうか。

彼女からの束縛はちっぽけなことなら可愛いものだが、容認しているとヒートアップしていく可能性もある。

度が過ぎるようなら、少し難しいかもしれないが断るなり別れるなりした方がいい。

束縛はお互いに精神的に成長することができないので、早いうちにどうにかしなければならない。

付き合っているうちは周りが見えなくなって客観的に考えることができなくなってしまうかもしれないが、相手につられて自分を見失わないように。

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