「kemper profiling amplifier」のメリットデメリット
4ヶ月前、ぼくはケンパーに恋をしていた。
そう、まだケンパーを持っていなかった頃の話である。
その頃のぼくはと言うと、毎日ケンパーの試奏動画を漁っては「ケンパー欲しい」「ケンパー欲しい」「ケンパー欲しい」「ケンパー欲しい」と、呪文のように唱えていた。
そしてついにぼくは、ケンパーを手に入れた。
独占欲が芽生えないでもないが、ケンパーはすでに多くの人の手に渡っている。
それでもかまわない。
ぼくは今、ケンパーを愛している。
だが、愛している中にも直して欲しい性格とかはあるもんだ。
そこで今回は、ケンパーを使ってみて感じた長所と短所に焦点を当ててレビューをつづってみる。
デメリット
まずケンパーに直してもらいたいところから。
といっても、一つしかない。
起動に時間がかかる
まあ時間がかかるといっても十数秒程度だ。
もしかしたら、ぼくがせっかちなのかもしれない。
ケンパーを起動するときは、手にギターを持ってシールドも繋いでる状態なので、一刻も早く音を出したくてたまらないのだ。
起動にかかるまでの時間は、わくわくをより膨らますためのものと考えよう。
メリット
早くも、デメリットが終わってしまった。
しかし、メリットはたくさんある。
ええ音
ケンパーは、これに限る。
ケンパーに興味が湧いているあなたは、何度か試奏動画を見たことがあるだろう。
その中に音が良くないものなんて存在しただろうか。
いや、ぼくが見た中ではなかった。
それは、使ってみて、より実感している。
キャビネットなどで使った場合のみではない。
ヘッドホンなどでも同様に「ええ音」が出る。
あと、小音でも「ええ音」が出るのは実機にない強みだ。
ピッキングニュアンス
これがまたすごい。
コストパフォーマンスに長けたモデリングアンプなどでは、ピッキングでニュアンスを出すのはなかなか難しかった。
だが、ケンパーはどうか。
もう反応が、実機そのものである。
ピッキングニュアンスに追従するということは、ギター側のボリュームを下げてクリーンにするなどもいけるので、ぜひ活用してほしい。
ギターのモチベーションアップ
ええ音で弾けるのは、本当に楽しい。
もう、時間を忘れてギターに没頭することができる。
昨日より今日、今日より明日、ギターもケンパーももっと好きになる。
ぼくはもう愛している。
リグ取り放題
パソコンと連動すると、世界中のユーザーがプロファイリングしたリグが取り放題だ。
ちゃんとどのアンプのプロファイルかも書いてあるので、いくつか試して好きなものをダウンロードするといいだろう。
気になっているアンプのプロファイルが必ず見つかる。
音作りは、上手くなくていい
どのリグも、他のユーザーが入念に音を作り込んだ状態で、プロファイリングされている。
故に、「そのまま使える音」なのだ。
「それじゃあつまらないじゃん」という人も安心してくれ。
ケンパー内蔵の高品位なエフェクターたちで、いくらでも作り込める。
MIDIで切り替えができる
ケンパーには、「kemper remote」というケンパー専用のフットペダルがある。
だが、それなりにお値段がする。
そこで、MIDIを操作できるプログラマブルスイッチャーの出番だ。
ただ、スイッチャーを持っていないなら、remoteの方がいい。
remoteの方がよっぽど、設定などが容易であるからだ。
しかし、スイッチャーを持っているあなたは一度スイッチャーで操作してみてはどうだろうか。
軽い
ケンパーは、パワーアンプ付きで6.5kgである。
軽い。
重くない。
なんたって何百〜何千のアンプを持ち歩いているのだ。
ケンパーを抱いて全国を飛び回ろう。
ベースでも使える
これがなかなか強い。
ギターベースどちらも弾く人はもちろん、バンドを組んでいる人も、レコーディングでベーシストに貸してやって欲しい。
パワーアンプ搭載/非搭載?
ぼくは何も考えずにパワーアンプ搭載の方を買ったが、少しでもライブで使う予定があるのなら絶対にパワーアンプ搭載、レコーディングや家でしか使わないという人は非搭載で大丈夫だ。

【クーポン配布中!】KEMPER(ケンパー) PROFILING AMP BK 【ギターアンプ(Amp)・シミュレーター】
最後に
見返してみると結局、ベタ褒めになってしまったが、ケンパーはそれほどのものなのである。
ぼくは6ヶ月のローンで購入して毎月5万ほど払ったが、高い買い物をした感じは全くなかった。
月に5万でレンタルしている感覚で6ヶ月がすぎ、ついに所有物になってしまったのだ。
なんということだ。
ケンパーが、ぼくのものになっているではないか。
予算があって、迷っているならケンパーを買うべきだ。
絶対、後悔はしない。

ぼくの作ったこの曲とか、Kemperで録音しているのでぜひ試聴のほどを。
コメント